唐辛子に含まれる辛味成分、カプサイシン。
このカプサイシン、発汗作用があり、脂肪を燃焼させてくれる効果がある…ということで、ダイエットサプリなどにもよく使われているのを見かけますね。
また、食事にできるだけ唐辛子を使う「唐辛子ダイエット」なんてものもあったりします。
そもそも、このカプサイシンには本当にダイエット効果があるのでしょうか?
結論から言うと、実は「CH-19甘」という辛くない新種の唐辛子に含まれる「カプシエイト」という成分にはダイエット効果があることがわかっています。
このカプシエイトには、脂肪を燃焼させてくれる「褐色脂肪細胞」を増やす働きがある、というのが北海道大学の研究により判明したのです。
また、北海道大学と味の素の共同研究により、カプシエイト3mgを毎日継続して摂取することで、1日に50kcalずつ基礎代謝が上がるという結果も出たんだそう!
摂取するだけで基礎代謝がアップして痩せる体になれるというのは、とっても魅力的ですよね。
ただ、このカプシエイトは普通の唐辛子には含まれていませんので、摂取するとなるとカプシエイト入りのサプリを飲む必要があります。
それじゃ、普通の唐辛子にダイエット効果がある!と今まで言われていたのは嘘だったの?と思うかもしれませんね。
結論から言うと、普通の唐辛子にもダイエット効果はあります。
ただ、食べるだけでどんどん脂肪が燃えて痩せる!というわけではありません。
唐辛子によるダイエット効果を期待するのであれば、運動と組み合わせるのが効果的なのです。
そして、褐色脂肪細胞の集まっている首や肩甲骨周り、脇の下などを意識して運動をすると良いでしょう。
ちなみに、1日に摂取する唐辛子の量の目安は約2グラム程度。これは乾燥した唐辛子2本程度にあたります。
ダイエットするぞ!と張り切りすぎていきなり大量に食べてしまうと、逆に体調を崩してしまう恐れがあるので気をつけましょう。